エンディングノートのメリット
★自分が生きているうちは自分の為の自分史となります
★過去の思い出のまとめ
★未来への希望
★死を向けえた時のしてもらいたいこと
★友人・知人に対してのメッセージ
★家族に対するメッセージ
★財産等の記録
★特に残してきた家族に対してのメッセージは大切な記録となります
早くして亡くなった場合は、寄り添ってきた人への感謝とともにこれからの人生を楽しく生きて行ってほしいと願いを知らせることができます。
大切な人を亡くしたショックから心の傷や深い傷を受けます。
この心の傷をいやしてくれるのもエンディングノートの役割になっています。
いくら親類縁者が慰めてくれて一時の孤独感はなくなっても簡単に立ち直ることはできません。
しかしエンディングノートに記された言葉に本心を知りることができます。遺族はこれを読むことにより今後の心の支えとなることでしょう。
同様に余命宣告された人でも同様なことが言えます。
比較的高齢でなくなった場合の悲しみは少なくなると思います。
高齢だから、大往生したよねと称賛するかもしれませんが、長年連れ添ってきた人には、長いも短いもありません。
伴侶がいなくなってからはふさぎがちだったり、元気がなくなったりと、やはり心に大きなダメージを受けます。
そんな時のエンディングノートには楽しかった思い出や苦労した思い出が心のダメージを癒してくれるでしょう。
葬儀についての考え方や自分の葬儀の仕方を記録しておくことができます。
家族に迷惑がかからないように、家族葬や友人葬、火葬だけで葬儀はしないなどから
立派な葬儀をしてもらいたいなど様々に希望を書き残すことができます。
それにより、親戚や友人・知人に故人の希望によりしめやかに執り行うことの説明ができます。
以上のように自分の意思を明確に文字として残しておくと残された家族はトラブルなく葬儀等ができます。
エンディングノートのデメリット
あくまでも個人の日記に近い自分史であり、自分の考えを記録したものです。
亡くなった後に故人の意見や考えを尊重し実行すると思いますが、世間体やお付き合い等の関係で故人の意見を実行することができないこともあります。
遺言書と似ていますがあくまでも日記、記録的な物なので思いの詰まったメッセージ集だという事です。
遺言書のように法的な権限はないという事です。
ですから、いくらでも書き直しができて、その都度考えが変わってもいいわけです。
あまり見せたくありませんが、いきなりエンディングノートが出てくるよりも家族と共有していくという方法もあります。
エンディングノートは家族の在り方により有効なツール
留守にするときなどに使われる伝言板があります。
子供たちが学校から帰ってきたときに、留守である理由やおやつの場所のメモなどを書くボード、他には学校と親の連絡帳など。コミュニケーションの一部として利用されています。
ご主人や奥さんが帰ってきた時に、留守にしている理由やどこに行ったかなどのメモもありますね。
アナログな連絡手段からスマホのLINEやメールなどのデジタルな手段まで連絡手段は沢山あります。
スマホ、PCで行えば記録として残るし文字も綺麗だしと良いことだらけのように思われますが、道具がなくなったり、データが消えたりと完全ではありません。と言って紙のエンディングノートが万全ですというわけでもはありません。使い勝手で選ぶことが大事な事です。
デジタルで記録しアナログで残しておくことが1番安全で確実です。
ただしデジタルでは、パスワードや認証などが分からないと読むことすらできませんので、
やはり手元に置いておくエンディングノートが便利に使える道具となるでしょう。
エンディングノートの中には備忘録としてパスワード等の記録を残すページもあります。
家族間のコミュニケーションツール
エンディングノートは家族間のコミュニケーションツールとして利用するのも良い考えだと思います。
エンディングノートとして書かなくても、ここでは生活レベルのノートとして書くのもいいですね。
我が家ではLINEで簡単な連絡や話をしていますが、おじいさんやおばあさんはスマホを持っていないので連絡もできません。
そこでノートに書いておくことでコミュニケーションをとれるようになりました。
いろいろな事を書きこむことでエンディングノートの一部の役割をはたしています。