エンディングノートを書く意義
エンディングノートというと死期を迎えた人が書くようなノートと考えがちですが、
死を宣告された人や死期を迎えた人が冷静にノートに向かって書くことができるでしょうか?
良く考えれば分かることも、その場に立たなければわかりません。
大変な病気をしない限り自分の最後がいつだなんてわかりません、
◆おやすみなさいと言って朝起きたら亡くなっていた。
◆行ってきますと出て行ったら交通事故で亡くなった。
◆事件に巻き込まれて死亡した。
◆病気で余命宣告を受けた。
などいつなんどきに死が目の前に訪れるかわかりません。
そう考えると毎日がエンデインクノートをつけるタイミングとなります。
そうすると毎日の日記がエンデイングノートの1ページといえるかもしれませんね。
毎日1ページづつ書いていきカテゴリ分けをすれば立派なエンディングノートとなるでしょう。
とにかく暗い気持ちで書くのではなく、楽しく余裕をもって書いていく(記録していく)ことが大事なことです。
エンディングノートを書くことにより、今まで考えなかったことと出会えるはずです。
人生を振り返ったときにお世話になった人の事や失敗をして怒られたことしばらく音信不通にしている友人、
今まで生きてきたあかしとして様々なシチュエーションが思い出されます。
一つ一つが鮮明な楽しい思い出として描き出されるでしょう。まだ思い出すだけでも良い方です。
忘れ去られた記憶がふっと思い出されたときに今までの人生の良かった点、悪かったかった点が見えてきます。
そして過去にとらわれずにこれからの未来に向かって生きていく決意の発表の場となります。
明日が来ることを前提に生きています。でもそんな捕手はありません。誰でもいつ亡くなるか分からない状態で生きているんです。
大事な人に伝えていなかったことが一つでもあると悲しい限りです。
最後の最後に言っておきたいことを言えずに去っていく思いをしたいですか?
そうならないようにいつも話をしておきましょう。
それができないのなら思いのたけをエンディングノートに記しておきましょう。
そして生きているうちに出来ることをしましょう。
最後の最後まで自分でできることは自分でやり切りましょう。
出来ることを考える
医療について出来ること
終末医療
延命処置
尊厳死
臓器提供
献体
人口呼吸器
介護について出来ること
時間やお金のかかる問題
どんな介護をしてもらいたいか
葬儀について出来ること
自分らしい葬儀を具体的に残す
葬儀の希望
思い出などを表現する葬式
家族葬、友人葬、
財産について出来ること
プラスの財産
マイナスの財産
相続に関しての記録は遺言書に記しておく
エンディングノートはあくまでも記録でしかない
供養について出来ること
自分が望む供養(お墓など)がありますが、残された家族のことも考えて不思議な供養をしないように
メッセージについて出来ること
家族、友人などに残したい思いを書いておきましょう
特別なことを書かなくてもいいです。思いついたことを書いていきましょう