お1人様さまの老後というものは、生活費はもちろんの事、介護料金も気にかかる重要な点です。両親が存命でしたら、それらの介護料金の心配が起こることも考えていきましょう。
女性に比べて一生涯独身率の大きい男性の方で、サラリーマンとして定年退職まで働き上げ、親と同居の場合で検討してみましょう。
親の分だけで300万円、自分の分だけで1000万円はもたらされると考えて、費用の用意をした方が良いでしょう。
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◆お一人様は両親の介護料金を持つおそれ大
老後をひとり暮しでむかえるについては、生活費だけでなく介護料金も大切なポイントとなります。
はじめに、存命の両親の介護料金から考慮してみましょう。
親の介護料金というのは、親ご自身の公的年金と蓄えでカバーしてもらうのが大原則ですが、長寿で蓄えは食いつぶししまって、公的年金のみでは介護料金を賄えなくなる可能性も考えられます。
そんな状況では、子どもたちが背負う事が多いと言えます。 別居の子どもたちも面倒みてくれればれば問題ないのですが、同居の子が負担するしかない結果になってしまうかもしれません。
同居をしている方が「お一人様」ならば、なおの事負担する他ないでしょう。いくら程お金が足りなくなるのかは、状況に応じ変わります。両親ともなのかな、どちらかのみであるのか、介護認定度や介護に必要なサービスの利用、何処でなんの介護を行なってもらうかで金額は異なります。
◆特養などの公的介護施設にはなかなか入れない
なにかと話題になる特別養護老人ホームは、原則、要介護3以上の方が入居条件、介護度が重い方が入居する施設ですが、申請して入居待ちが平均で3年以上となかなか介護度が重くないと入居できない。
国は、介護料金の負担を抑制するために「施設から在宅へ」の政策を取り入れいて、さらに拡大される様子です。ですので、公の介護施設においては容易に入れくなってきています。
特養は人気があり順番待ち→3年待ち→生涯入れません、何故なら要介護が高い方が優先されます→対象者の介護度が上がらない限り、新たな高介護度の方は優先されるからです。 子供の保育園問題の順番待ちと同じようなスコア式で、より生活の厳しい方が優先されます。 夫に収入がある、妻にも収入がある、親御さんなど近くに面倒をみてくれる人がいる、子供が健康体など…優先度が低いと入りずらい。
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◆民間の高齢者向け住宅
入居時費用は敷金のような位置づけに、償却期間や償却率があったり、最初から入居申込金・終身利用権などの名目で別途償却の対象とならない費用も発生する施設もありますので、事前に必ず確認しておきましょう。
介護付き有料老人ホーム
老人を入居させ、入浴・排せつ・食事の介護、食事の提供、洗濯・掃除等の家事、健康管理を提供することを目的とする施設。ホームの職員が介護保険のサービスを提供。
住宅型有料老人ホーム
介護サービスを提供せず、入居者が要介護状態となった場合は入居者自らが外部の介護サービス事業者と契約して介護サービスを利用。
サービス付き高齢者向け住宅
高齢者住まい法の基準により登録される、バリアフリー構造の住宅。ケア専門家による安否サービス、生活相談サービス。
健康型有料老人ホーム
ホームは介護サービスを提供せず、介護が必要となった場合には契約を解除して退去。
グループホーム
認知症の高齢者が少人数で共同生活を送りながら、専門スタッフによる身体介護と機能訓練、レクリエーションなどが受けられる施設。
ケアハウス(軽費老人ホーム)
身寄りがない、または、家庭環境や経済状況などの理由により、家族との同居が困難な方を「自治体の助成を受ける形」で、比較的低額な料金で入居できる福祉施設。
特別養護老人ホーム
常に介護が必要な状態で、居宅において適切な介護を受けることが困難な方が入所する施設。
介護老人保健施設
在宅復帰を目指して、看護、医学的管理下での介護、機能訓練等の必要な医療、日常生活上の世話を行うことを目的とした施設。
◆お一人様自身の介護も在宅が常識に?
将来、公的介護保険がどのようにして変化していくかはっきりとしていませんが、両親の介護料金のところで触れた通りに「介護は施設から在宅へ」のスタンスは広くなるばかりでしょう。
今後、お一人様老後をおくる人は、直前まで公的介護保険を利用した状態で在宅で努力しないといけないと言えます。
そのため介護費用も含めお金は、生活費の範疇と考えていかないといけなくなります。
◆介護料金の作り方は3つあります
それでは、両親と自分の介護料金をどういった風に作るかということですが、
ほかの資金と同じ要領で、若いころから蓄えを積みあげる、
資金運用でお金自身に稼いでもらう(運用)、
なにかしらの不労所得を確保できるようにする、
が3つのセオリーです。
介護施設に入所した後、お住まい(持家)を賃貸されたり、売り払ったりすれば介護料金の補てんができることになります。
これについても、介護料金作りと言えるものですね。
なお、費用の準備も大事ですが、要介護にならない「健康体作り」や「脳訓練」も費用準備と同じ様に重要になります。
こちらにも、それに応じたお金を使った方がいいです。