毎日の生活の介助の中であっても、入浴介助というもの排せつ介助と変わらないとってもデリケートなケアとなります。
最初に入浴それ自体につきまして考慮しましょう。
入浴にはたくさんのメリットが見られます
入浴というのは一日の疲労を癒す場だったり、一番にゆったり過ごす場であるとか、歌を歌ってホッとしたりする人もいるというほどです。
もちろんシャワーくらいしかしないという人や、入浴は苦手とされる人もたくさんいるかもしれないですね。
入浴にはたくさんのメリットが見られます。お風呂に入ることで身体をキレイにするということが出来ますが、
体の清潔は体だけに限らず心の癒やしにだってなることがありますお風呂に入ることによって血の巡りがよくなることで
身体の新陳代謝が活性化され褥瘡や感染などといった皮膚のトラブル防止にもなるのです。
入浴においてはリラックス効果と同じ様に、入浴は気分が安らぐことでストレス解消やいやしの効果も望めます。
良い気持ち入浴は質のいい眠りにも作用するのです。入浴は心と身体の癒しになる大事なひとときとなります。
どのくらい入浴を心地よくしていただけるかが、介護を行なう時でも大事なカギとなるのです。
入浴は身体にトラブルがあったときの早期発見に出来る場所ともなっていくのです。
入浴介助をするにあたってのポイント
入浴介助をするにあたってのポイントとなるところとして、とりあえずご本人の気恥ずかしさを意識することが大切です。
自身の肌を他の人に見せるといったデリケートな介護なので、ご本人の気持ちをいつも考慮しながら立ち位置に気を付けながらも介助を務めることが大事になります。
自分に置きかえて、自分が他の人に入浴介助をやってもらわなければ仕方ないとき、
自分であるのならどういった風にされたら許せないか、どういった事を介助をやってほしいか、どんなような言葉を使ってほしいか、どれだけの距離の中で見守っていてほしいかを一度考慮してみてはいかがでしょうか。
入浴する時の環境
入浴介助の時には、ご本人様が入浴を嫌気がさすことがないといったような適正な環境作りを欠かすことが出来ません。
ご本人様においてはスムーズで気持ちよく入浴ができることが重要要素だからです。
入浴介助の時には、室内温度を24度くらいの快適な温度に整えおき、入浴あとの着替えが直ぐに出来るよう着替えの衣類や下着類もセッティングをしておくことが大切です。
それから脱衣所や浴室の足もとには転倒になってしまうような不要な物は置かないで、何の問題もなく移動が出来るようにします。
入浴介助の時には、、最適なところに手すりや階段を整えるおかげで、ご本人様が困ってしまう思いをしないで湯船に入ることが出来るようになるでしょう。
入浴を断ったり、嫌がる場合は
快適に入浴してもらえるのなら問題ないのですが、ご本人様が入浴を断ったり、嫌がる状況では必ず訳のあるというのを知っておかなければなりません。
どうして入浴が嫌なのかについて、無理強いしないで思いやりの気持ちをもって会話しやすい環境づくりを行いつつ、傾聴しなければいけません。
その事により心配を知らせしてもらえますことから、ご本人様の願望が望めるよう思いやることが大切です。
例えば見られたくないところを隠したり、女性の方々で男の方のスタッフでは恥ずかしいといった場合は女性スタッフが応じたり、解決できる状態なら解決する方法をご本人様にハッキリさせて入浴に案内してみます。
ご本人様が面倒くさがったり、疲れが出ていてとにかく気分が乗らない際には、別の方法を提案します。
そうした場合にもご本人様の嫌だとされる気持ちに寄り添いながらも、きれいにしておくよう呼びかけていくことが大切なことです。