献体を申し込むと、
医学のために、
死後に遺体を提供することです。
献体を登録するには住んでいる都道府県の大学医学部または、
(財)日本篤志献体協会に申し込めばいいのです。
最近は、
献体登録される方が増えて、
一部の大学では制限しているところもあります。
献体とは、亡くなった方の遺体を、医学の研究・発展のために提供することです。
献体者になるには
献体者になるためとして、亡くなったからという理由で直ちに登録できるわけにはいきません。 亡くなる以前より管理団体へ登録を行なっておく必要があります。
献体については医学からすれば、意味あることとされていますが、献体された遺体に関してはどのようにして取扱われ、葬儀や供養はどんなような展開になってくるのか。
献体者になるとどうなる
献体というのを確かめておきたいこと、 遺骨は即座に返還してもらえない 遺骨の返還は直ぐには行なわれません。これについては理由があるのです。
(1)解剖については準備期間が不可欠 防腐処理というものを実施するための期間のみでも、半年程度見ておかなければなりません。
(2)実習期間が長い実習というもの段階をへて実施されるため、解剖は長期間という間になります。
(3)すぐさま解剖が行われない事が在りえる解剖というのはカリキュラムによって管理されることから、年度中に間に合わないのなら来年度にもち越されます。これにおいては、献体として管理されている遺体の数においても大きく影響します。
このような理由ということから、遺骨の返還は早い時でも1年~2年、遅ければ3年以上かかってしまうこともあり得ます。
そんな理由から、献体としまして遺体を提供する以前にお葬式をとり行ない、お別れの時間を取ることが必要です。
献体を行なう時の葬儀 献体をやってしまうのだとすれば、葬儀というもの献体前あるいは献体後に実施します。
葬儀後で献体という形で提供する時に 通夜・告別式などといった通常の葬儀儀式をおこなったのちに、献体ということで遺体を提供するということが行なえます。
一般的な葬儀だと出棺の後火葬場に運ばれるのですが、献体の際には登録先のおのおの団体に対して運ばれるのです。
火葬というものは各団体などによっておこなわれるので、火葬費用や搬送費用を遺族が代金を払うことは必要ございませんが、通夜式もしくは葬儀を行なう際には遺族が負担しなければならないのです。
葬儀より先に献体として提供するとき こうした場合、葬儀は遺体なしで行う事になります。遺体を解剖したのち、遺骨が返還行なわれてから、改めて葬儀を行なうことなどもできるのです。
とは言っても、遺骨が返還される迄には1年~2年必要になってしまいますので、献体以前に葬儀を行なってしまう方が良いでしょう。 火葬費用や搬送費用は、葬儀が終わった後に献体するケースと同じくらいに、各団体が負担することになると思います。